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ニッキーの日記

今年も頑張ります。

第79回「鶴竜!!!!」

 何も書くことが無い日って書き出しが一番難しいですよね。最初の1行目をどうするか、小説は1行目が大事と言いますが、日記もそうだと思います。1行目、一体何を書けば良いんだ。緊張の一瞬。ここに全てが凝縮されるわけです。1行目です。1行目が書けなければ、2行目は書けない。これは当たり前のことですが、世の中、当たり前のことが1番重要ですからね。そうです。どうしましょうか、まだ1行目が思いつきません。というか既に4行くらい書いているのですが、ここは改めて1行目を書きたい。では次の行から1行目とします。

 

 風、常軌を逸した強い風が、寝室の窓を何度も、何度も強く叩いていた。床に転がっていた目覚まし時計で、現在の時刻を確認する。6時52分。まだ約束の時間では無い。それにしても寒い。凍えるような寒さだ。掛け布団を肩のあたりまで持ってくると、またしても強い風が窓を叩く。一体何なんだ。今日の気候はどうもおかしいのではないだろうか。掛け布団を右足で蹴り飛ばし、ゆっくりと立ち上がる。窓へ近づくと、ベランダには1羽のカラスがいた。なんだこいつは。そうか、このカラスが窓を何度も叩いていたのか。哀れな奴め。この街にもまだカラスがいたんだな。2年前の核戦争で、街に住む者はほとんど消えてしまった。消えたと言っても、核爆発で死んだわけではない。どこか遠くの国へ逃げてしまったのだ。途方もない悲壮感の中、最後には私だけが残った。吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪な種族であったそうだ。この書生というのは時々我々を捕えて煮て食うという話である。

 

 最初から日記じゃないですね。そもそも私は6時52分に起きていません。9時半に起きました。カラスも来ていませんし、核爆発も起きていません。最悪だ。もう書くこともないので終わりにします。いや、今日あったことを何も書かずに終わるのはマズいですね。「9時半に起きた」という情報しか書いていません。書きます。

・SEIYUのフードコートで昼食を食べた

真田丸の再放送を見た

鶴竜が優勝した

ああ駄目ですね。日記を箇条書きで書くのは許されません。というか3つ目は鶴竜です。鶴竜の日記です。鶴竜最高。終わり。