読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ニッキーの日記

今年も頑張ります。

第253回「ドラえもん映画37作品をランキング形式で発表しま~す⑤」

今日はいよいよTOP10ですね。1位は一体どれなのでしょうか......!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第10位「ドラえもん 新・のび太の大魔境~ペコと5人の探検隊~」


 ドラえもんのリメイクの中で、最も完成度の高い作品ではないだろうか、と個人的には思った。新しいキャラクターとか、新しい展開とかは特に無いのだが、むしろそれが良いというか、旧作の良い部分をそのまま引き伸ばしたみたいな作品。それで十分にリメイクとして成立しているので、今後もそういう方向で動いて欲しい!

 

 ブルススの強さをそこまで強調させない感じも逆にカッコ良かったし、バトルシーンのBGMを「夢をかなえてドラえもんにしたのも良かった。評価できる点はたくさんあるのだが、それは旧作の方でまた書くとして、ここでは旧作との「差」を書いておきたい。先に言ってしまえば、旧作のほうが上位になるのは、もう仕方がないのかもしれない。旧作は何と言っても、「だからみんなで」という圧倒的な挿入歌の存在。新作における、ジャイアンが爆撃の中を歩くシーンの挿入歌が、旧作の「だからみんなで」に勝てなかったわけである。武田鉄矢の超絶作詞能力に勝つのは並大抵なことではないので、何度も言うが、これは仕方がない。というかもう、それくらいしか目立った差が無いので、作品としては当然に素晴らしいと思う。

 

グッと来た台詞

「どうだろうね、あの態度!」

 

 

 

 

 

第9位「ドラえもん のび太の宇宙英雄記


 スネ夫がプロの撮影機材を普通に扱っているのがカッコ良い。というか、知らない惑星の遊園地の、もう絶対に初見の機材とかも普通に操作してしまうので、「やっぱりスネ夫って凄ぇんだな......」という驚き。大人になったら相当な多趣味になっていると思った。とは言いながら、そんなスネ夫、そしてジャイアンも、22世紀のひみつ道具の力に屈して、ドラえもんに撮影権とリーダーの座を明け渡してしまうのが悲しい。

 

 スネ夫も良いのだが、当然作品自体の内容も良い。基本的な展開としては、「映画の撮影だと思ったらマジの出来事だった」という、「ザ・マジックアワー」みたいな感じ。ただ、「ザ・マジックアワー」では佐藤浩市が足をガチガチに固められて沈められる直前まで行ったが、こちらはやはりドラえもん映画なので、星を蹂躙する悪い奴らを圧倒的な腕力でボコボコにしていく。そういった意味では「宇宙開拓史」と同じ展開なのだが、今作の場合は上層部が比較的強いので、それなりに苦戦をする。とは言え最後には勝つ。しずかちゃんが、吹き飛ばした敵を追いかけてトドメを刺すシーンなんかは必見。ドラえもんが頭突きで壁を破壊するという、「雲の王国」以来の名シーンも観られる。

 

 他に見どころとしては、バーガー監督という色々とギリギリな名前の監督が、「ヘボバーガー」とか「駄目バーガー」とか罵倒され続けるギリギリなシーンを挙げておきたい。あと、惑星の人たちの無知な感じがちょっと怖い。世にも奇妙な物語みたいだった。

 

グッと来た台詞

「やっぱり、痛いほど体に染み込んだ技は違うぜ......」

 

 

 

 

 

第8位「ドラえもん 新・のび太の日本誕生


 直近のリメイク作品である「大魔境」は非常にうまく出来ていたように思うが、今作もまた非常に良い。「奴隷じゃないっつーの!」というドラえもん映画で屈指の名言もそのままに、旧作の雰囲気をそのまま受け継ぎながら、ギガゾンビをより一層ヤバいやつにすることに成功していた。「大魔境」と違って、いくつかエピソードは足されているものの、これがまた効果的というか、足したエピソードがちゃんと物語の深みを増している感じになっていて素晴らしい。特にラストの、ジャイアンスネ夫がギガゾンビの杖を吹き飛ばすシーンとかは最高だった。

 

 ただ一点、大雪の中でのび太が家族の幻を見るシーンがあるのだが、ここだけは旧作バージョンのほうが好き。のび太のび太に罵倒されるというエヴァンゲリオンの最終回みたいなシーンは見ていて悲しいので、旧作のように、どちらかと言えばもっとほんわかした雰囲気の幻を見て欲しいと思った。とは言え総合的に見れば、旧作を十分に超えていると言って良い完成度だし、主題歌も良い。セロリでお馴染みの人が良い感じの歌を歌っていた。


 家出したのび太に対する、パパの「ずっとカゴの中じゃあ、息が詰まるよなぁ」という台詞が滅茶苦茶カッコ良い。夕食を食べながら観ていたのだが、ちょっとビックリして2分くらい何も食べられなくなってしまった。

 

グッと来た台詞

「野球はツーアウトからってね」

 

 

 

 

 

第7位「ドラえもん のび太のワンニャン時空伝」


 「ドラえも~ん!!!!」ではなくのび太く~ん!!!!」からオープニングが始まるトリッキーな作品。「ふしぎ風使い」や「緑の巨人伝」と同様、1話完結の短い話が原作なのだが、これも相当に素晴らしい作品。まず第一に、のび太がけん玉にのび犬と書く」お馴染みの神エピソードが登場。これだけで映画の価値が500倍に高まっている。また、タイムマシンでの移動中には、ねじれゾーンでスネ夫ギリシャの哲学者みたいになってしまい、これもまた映画の価値を2000倍に高めている。そして、終盤で一気に感動の展開へと持っていく脚本のエグさ。原作を何百回読んだら、こんな脚本が完成するのだろうか。

 

 前述した通り、原作が短い点や物語の雰囲気は「ふしぎ風使い」に似ている。本当に良い作品なので「ふしぎ風使い」より順位が上でも良かったかもしれないが、ドラえもん映画の重要な要素であるジャイアンのカッコ良さ」が前者からは溢れ出ていたことにより、今回はあちらに軍配を上げる結果となった。ただ、歌に関してはこちらの方が好き。YUME日和。説明は出来ないが、自分の葬式にはこの曲をかけて欲しいと思った。説明は出来ない。

 

グッと来た台詞

「世話焼きロボットなんです」

 

 

 

 

 

第6位「ドラえもん のび太とふしぎ風使い」

 

 声優は変わっていないのだが、この作品辺りから、絵柄というか、画風?セル画?が大きく変わっている。これは画風が現在の、最近のドラえもん映画に近づいているということなのだが、過去作品から連続で映画を見ていると、何か違和感のようなものは抱いてしまう。とは言いながら、ドラえもんの動きはコミカル具合が増しているというか、おふざけの過ぎた動きを頻繁にしてくれるので、本編が始まったら割とすぐに受け入れられるし、というか、むしろこっちが本当のドラえもんみたいな、そういう感情にすらなってしまう。

 

 内容としては、スネ夫が悪役になるという「銀河超特急」以来の展開、「ドラビアンナイト」で聞いたような台詞、かけがえのない友達と出会って、別れるという、「のび太の恐竜」みたいな要素が組み合わさって、一瞬の隙もない、劇場で息子(息子はいない)と観に行きたい完璧な大感動映画になっている。全作品の中で1番感動したかもしれない。特にラストシーンの「がんばれー!!」の辺りが凄い。泣ける。ドラ泣き。

 

 ジャイアンのカッコ良さも素晴らしい。突然現れてからの「俺だよ」とか、縛られながらも「俺の歌を聞け!!」とか、男気あふれる台詞を絶妙なタイミングで吐いてくれる。誰も指示していないのに、逃げる敵を追いかけてぶっ倒すシーンとか本当に最高。この映画のもとになった話は、長編ではなく、単行本に掲載されている一話完結の話なのだが、全然違う話のようで、ラストが全く同じ。脚本作った人天才かよ!?ゆずのエンディングも泣ける。ゆずへの好感度が一気に上がった。

 

グッと来た台詞

「ポケットのない僕なんて、ただの中古ロボットだぁ!!!!」
ドラビアンナイトスネ夫に言われた台詞を、ドラえもんが自分で言ってしまう粋なシーン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第5位「ドラえもん のび太と銀河超特急」

 

 電車にいる時のBGMがオシャレ。というか、劇中のBGMがほぼ全てオシャレ。「ドラえもん映画で1番オシャレなのは?」と聞かれたら、それはもうダントツで今作品であり、加えて言えばエンディングもオシャレなので、この作品は夕方に郊外の喫茶店とかで観たい。

 

 今作では、のび太の常軌を逸した射撃能力を見ることも出来る。もう「特技」とか言うレベルでは無い。上手いのは知っていたが、ここまで段違いだとは思わなかった。「のび太だけ違うピストルを使っているのか?」みたいな感じで、これほど攻撃的なスキルを持っているのに、性格はメチャクチャ温和という凄さ。というか不気味さ。もはや恐怖すら感じる。当然、観ている我々のテンションは上がる。射撃テストのシーンなんか、郊外の喫茶店で静かにガッツポーズをしたくなる。

 

 しかし未来人の性格がどうもいけ好かない。「ジャイアン」「スネオ」「しずかちゃん」的なキャラクターの3人組なのだが、特にスネオ的キャラの性格が本家に遠く及ばず、本物のスネオがいかに常識人で、卓越したワードセンスギャグセンスを持っているかを思い知らされた。とは言いいながら、しずかちゃん的なキャラも「悪気なく酷いことを言う」という感じで、本物のしずかちゃんの卓越した聖母っぷりには手も足も及ばない。要するに、この未来人の登場によって、既存キャラクター3人がいかに最高な存在であるかが強調されているのである。ただそんないけ好かない3人も最後には、普通の可愛らしい子どもたちになってしまう。これはドラえもん映画の最高な点ジャーナリストの男はやけに存在感たっぷりなので、頼れる男という感じだった。この男の存在もオシャレ。

 

グッと来た台詞

のび太って映画になると急にカッコ良いこと言うんだからぁ!」

 

第4位「ドラえもん のび太の大魔境」


 ジャイアンがとにかく最高。もうジャイアンの喜怒哀楽を全て観ることが出来るし、映画を通してジャイアンの人間としての成長を感じることも出来る。

 

 自分のせいで仲間を危険な目に遭わせてしまったジャイアン。その罪悪感からか、中盤以降は終始口数が少ない。ずっと「......」みたいな感じ。そして最後には、事態を終わらせるために責任を取ろうとするのだが、だが!!!!!!その山場のシーンで!!!!!この映画を事前に5000回は見ていたとしか思えない完璧な歌詞の主題歌が!!!!!完璧なタイミングで挿入されるので!!!!!文句なしのスーパースーパー傑作!!!!!!最高!!!!!

 

 ジャイアンには日本アカデミー賞助演男優賞を与えるべきだし、主題歌の「だからみんなで」にはグラミー賞を今すぐ与えるべきである。まだ間に合う。出来るならば、サム・スミスとかダフト・パンクとかに今すぐ聴かせて欲しい。数日後には、自分のグラミー賞武田鉄矢に譲るInstagramで表明するはずである。

 

 展開もスムーズで見やすい。とは言っても、しずかちゃんがいなかったら全滅していたと思う。

 

グッと来た台詞

「あの態度。やだね、男のヒステリーって」

 

 

 

 

 

第3位「ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険


 この日記を書くためだけに映画館へ行って鑑賞した作品。結論から言えば、間違いなく傑作。ここ数年どころか、全作品と見比べてもかなりの傑作である。まずBGMが良い。「あぁあ南極だなぁ」みたいな感じの、なんかオペラみたいなBGM。手元に映像がないので具体的にどんな感じかちょっと説明できないのだが、とにかく良い感じのBGMだった。ちょっと説明できないので、今すぐ劇場へ行って聴いていほしい

 

 映画自体のテンポも滅茶苦茶良かった。ストーリーとしては、ドラえもんが自分の石像を見る」という展開から、魔界大冒険みたいな感じかな?」と思いきや、そうではない。また、南極が舞台ということから「海底鬼岩城みたいな感じかな」と思いきや、そうでもない。原作がないオリジナルストーリーなのだが、もう原作がないとは思えない完成度。有名作品の要素に頼ることなく、イチから作り上げたストーリーに、ポンポンと伏線を張って最高の作品を生み出しているのである。

 

 あと、冒頭で観られるドラえもんとドラミの通話シーンも良い。ここまで来ると完全に私自身の好みなのだが、私は、冒頭で主人公が「今日の運勢は最悪で~す」と朝の占いで言われて、「おいおい勘弁してくれよ(笑)」と歯を磨きながら呟くんけど、その後すぐに大変な目に会って、直後の回想シーンでその占いを思い出しちゃう、みたいなやつが大好きなので、これを完璧にやってくれた今作品は大きく評価したい。のび太の見ていた夢の世界観も最高だった。あと、みんなが走っている場面で、ドラマの「24」みたいに映像が分割されていったシーンも最高。ちょっと何を言っているのか分からないかもしれないが、こういうシーンは無条件で大好きなのでどうにか理解して欲しい。というか、今すぐ劇場へ言って観て欲しい

 

 とにかく今までのドラえもん映画とは違う雰囲気を出しながら、ちゃんと成立しているので、これはもう傑作と言って良いと思う。次回作も大いに期待です!!!!あと平井堅も最高。隣の席の人が号泣していた。

 

グッと来た台詞

「彼らにとっては昼寝みたいなものだ」

 

 

 

 

 

第2位「ドラえもん のび太の宇宙開拓史」


 のび太ドラえもんだけのシーンがかなり多いというか、序盤はほぼずっと2人で行動しているので、2人の仲の良さを存分に楽しむことが出来る。のび太ドラえもんが2人でふざけてシーンが多い映画は基本的に傑作なので、今作品も当然傑作である。2人が目を合わせてニヤニヤするシーンが何箇所もあり、本当に最高。

 

 とは言っても、途中からはしずかちゃんの安定した聖母感ジャイアンの度を越した漢(おとこ)感、それに迷わず付いていくスネオのカッコ良さ(リメイク版では「え、でも......あ、待ってよジャイア~ン」という感じだったが、今作では本当に迷いなく付いていく。スネ夫らしくないかもしれないが、それが逆にカッコ良いというか、結局はみんな友達なんだなという感動。)を見ることも出来る。

 

 そして、最もアツいのは断然にのび太のバトルシーン。ガルタイト工業の連中を、常軌を逸した射撃能力圧倒的な腕力で捻り潰す様は、見ていて非常に気分が良い。この映画の悪役、ガルタイト工業は誰がどう見ても明らかに悪者なので、見終わると絶対に「あ~!!!勧善懲悪で良かった!!!」と、ブルゾンちえみみたいな感想を叫んでしまう。腹の底に鬱屈した感情を抱えて日々を過ごしている現代人にこそ見て欲しい映画。観終わって以降は、社会の不条理なんか全部のび太が解決してくれそうな気がして、ありとあらゆる苦悩、暴言が限りなくどうでも良くなる。

 

 ラストの「心をゆらして」をBGMにしてロップルの妹があやとりの成果を見せるシーンで普通に「ア......」と泣きそうになった。

 

グッと来た台詞

「どうせ良い点取れっこないでしょ、ファーーーーー(あくび)、とにかく眠ること」

>>その後ののび太の「うん」も最高。

 

 

 

 

 

第1位「ドラえもん のび太と鉄人兵団


 共鳴世界を舞台にしているので、いつもの街が凄い静か。というより映画自体もすごい静かというか、他の映画とは何かが違う異質な世界観である。味方がほとんど居ないという状況は「ドラビアンナイト」などと同じで、しずかちゃんの家に重要な人物を滞在させるという設定は「小宇宙戦争」と同じなのだが、この映画ではしずかちゃんを誘拐する隙など一切生まれない。その理由としては、ジャイアンドラえもんドーパミンの出まくったテンションになっており、敵を全滅させるまで元の世界へ帰る気ゼロ、という大戦末期の旧日本帝国軍みたいな心構えになっている点を挙げることが出来る。これがもう本当に最高な点で、敗北=地球滅亡なので、緊迫感が他の作品と違う。ドラえもんは相手が同じロボットなのに、もう一切遠慮とかがない。自分の数倍くらいの大きさのロボットを、血走った目で吹き飛ばし続ける。ジャイアンに至っては、武器を失った状態でも素手で戦い続けようとする狂気じみた士気で最終決戦に臨んでいるので、ぜひこの点に注目して観て欲しい。おざしき釣り堀でこんなアツい展開を作り出せるとは思わなかった。

 

 リルルとしずかちゃんの関係性も良い。驚くべきは、地球へ最初にやって来たロボットであるリルルを、総攻撃と同時期に味方へ引き入れ、「これ以上みんなを傷つけたくないから私を監禁して!」と言わせてしまうしずかちゃんの人望。その手で宗教を起こしたら、確実に東アジア全域を手中に収めているはずである。 しずかちゃんがいなければ確実に全滅していると思う。

 

 スネ夫のロボット、ミクロスが皆と同じくらいの身長という点も可愛げがあって良い。活躍シーンも多く、アニメ版にも出演して欲しいキャラクターだと思った。現在アニメ版でスネ夫が飼っている猫と同じくらい、ミクロスの登場頻度を増やしても良いのでは。

 

 とにかく、男性陣の「狂気(もう勇気とかで片付けられるレベルではない)と、しずかちゃんの「狂気(もう優しさとかで片付けられるレベルではない)。これが極限まで高められた結果、SF、アクション、コメディ、人間ドラマという要素が全て入った極上のエンターテイメントが完成したわけである。とにかく最高。スター・ウォーズホーム・アローンターミネーターを業務用のミキサーで混ぜて、ミキサーに入れたまま一気飲みしたみたいな、そういう作品。ちょっと自分でも何を言っているのか分からないが、とにかく1回観て欲しい。何回観てもしずかちゃんと全く同じタイミングで「ヴァアアアアアアアアアアア!!!!!」と泣ける。

 

グッと来た台詞

「見てよゴキブリみたい」

 

 

 

 

 

 

 

ということで、ランキングはこれで終わりです。

本当にご覧いただき有難うございました......。

しかし、ドラえもん映画について語ろうの1周間」はまだ終わっていませんから、あと2日はドラえもん映画に関する日記が続きますよ!!ドラえも~~~~ん!!!!!終わり。